オピニオン3/世界最小の広告賞/2003.07
本日、「第7回モバイル広告大賞」開催のリリースを出させていただきました。
モバイル広告大賞は、最も歴史のあるモバイル専門の広告賞です。(といってもまだ第7回ですが・・・)
応募の受付は、2月4日(月)から4月18日(金)まで。エントリーフィーは無料ですので、ドシドシご応募ください。
(モバイル広告大賞の開催概要、過去の受賞広告)
さて、ご紹介する「オピニオン」 (D2Cが発行する世界初の業界紙「D&DNews」で私が担当するコーナーで、当時のタイトルは「銀座から」) は、5年前の2003年7月10日のものです。
2000年の創業時からモバイル広告大賞の創設を構想し(ケータイWatch様記事)、翌2002年6月に第一回のモバイル広告大賞受賞企業を発表(ITmedia様記事)、そして2003年6月に第2回の発表(ケータイWatch様記事)が無事終了して、ホッとしながら書いたものです。
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世界最小の広告賞と、クリエーターの力量
「世界最小の広告賞」とは、弊社が主催する「モバイル広告大賞」のことだ。表現部門の審査対象である「ピクチャー広告」は、携帯電話画面の1/4を占める程の大きさ。限定的な目的で作られた広告ではなく、年間数億の規模で一般の人々に流通している広告としては、おそらく「世界最小」だろう。
「開催規模も世界最小?」とお疑いの方もいらっしゃるかもしれないが、お陰様で第二回の今回、第一回を上回る82点のご応募を、国内外からいただいた。
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大学教授やアートディレクター等で構成する選考委員会によって選ばれた広告の中には、出来栄えのすばらしさに全員が唸りをあげたものもあり、第一回よりも確実に進歩していると実感している。
実は2000年7月に、広告の大きさを発表させていただいたとき、「こんな小さなスペースで何が表現できるのか」とお叱りを受けることもあった。しかし、今では「生活者に最も近くから語りかける広告」という重責を果たすにはどのような表現が効果的か、全国のクリエーターによる試行錯誤が日夜続いている。そして、何一つ無駄のない洗練された、そのうえマーケティング上与えられた役割をしっかり果たす広告が創られていく。
広告スペースに制約があるからこそ、クリエーターは力量を試されることは、テレビを始めとしたマスメディアの広告たちが証明している。
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iモードの最新機種505iシリーズは、そんなクリエーター達に強力な武器を提供する。画面の高精細化により、ピクチャー広告はかなり細かい表現が可能になった。さらにPCインターネットではお馴染みの「フラッシュ」という技術を使ったアニメーションも使える。もちろん、ダウンロード型コンテンツである「iアプリ」も着々と機能強化を続けている。
来年の「モバイル広告大賞」表現部門では、従来の「ピクチャー広告」に、「フラッシュ広告」「iアプリ広告」を加え、新しいメディアにふさわしい新しい表現を追求するクリエーターの挑戦を、世界にアピールしていきたい。
いま、世界で最も小さな広告が、世界で最も大きな可能性を持っている。
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