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2007年12月26日 (水)

ゲリラ広告事例集

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 東急エージェンシー様から、「ゲリラ広告事例集~誰かに先を越された広告」をいただきました。

7,350円もする本ですが、68の秀逸な屋外キャンペーンをオールカラー&コメント付きで紹介しており、ページをめくるたびにワクワクさせてくれます。

(D2Cのメンバーも、多くが足を止め、楽しそうに見ていきます)

また、著者による冒頭のコメントも素晴らしいですし、本の装丁(これは日本オリジナルだそうです)も素晴らしいです。7,350円を支払う価値のある本だと思います。

(詳細はこちらをお読みください)

 この本を見ていると、つくづく屋外広告の力強さを感じます。

商品やサービスの持つ意味性を想起させる「事象」や「社会問題」を、ある日突然、日常空間の中に登場させる。

何の心構えも無く、その景色に触れた人は衝撃を受け、自分とは無関係だと思っていた「事象」や「社会問題」が、自分の中の日常空間の一部と考えるようになる。

以上のことを、サイバーメディアで実現してきた素晴らしいクリエーターもいらっしゃいますが、物体や空間が生み出す「リアリティ」、そして触れたり、持ってみたりすることで感じる「リアリティ」は、屋外メディアだけが持つ力強さであり、他の何者にも代替させられないマーケティング上の役割でしょう。

 そして、サイバーメディアは、直接触れた人の「目線」と「言葉」を通じて生まれる「新たなリアリティ」によって、直接触れることができない多くの人達に対しても影響を与えていく。

その結果、強いアイデアによって生まれた屋外広告は、「直接接触人数」とい評価で低く見積もられていた時代から、「バイラル人数」も含めた「総接触人数」という評価によって、効率的なメディアとして、再評価されると思います。

モバイルは、「24時間30cm以内」に存在するから、突然の衝撃的出会いの時も、手元にあります。

そんなモバイルのカメラ機能とメール機能は、その時、その人に生まれた純粋な感情を友達に伝えることができるメディアとして、マーケターにとって、今後無視できないものになることでしょう。

 著者の方の冒頭のコメントにこんな一文があります。

この本のタイトルの「ゲリラ」とは、「ニッチ」という意味ではない。「物量の力で勝負するのではなく、知力で勝負する」という意味だ。

 そんな「知的なアイデア」がたくさん詰まった本です。

ページをめくるたびに、「それぞれのメディアに、どんな役割を担わせ、それぞれを連携させ、より効果的・効率的にどう闘おうか?」と思わず作戦を考えてしまいます。

 一度、手にとってご覧下さい。  

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