ミスター・ウェブマスター
本日、日本マーケティング協会にて今年で3年目を迎える「モバイルマーケティング研究会」の3回目を行いました。
本日のテーマは、「モバイルサイトの戦略的構築」。
ゲストに先の「MAF2008」でパネリストを務めていただいた本田技研工業の渡辺さんをお迎えし、約1時間お話しをしていただいた後、上の写真の通り、4つにグループ分けされたチームで、ディスカッション&整理されたことの発表を行いました。
さて、渡辺さんのお話しをあらためてお聞きしたわけですが、新しい発見があったので、書きたいと思います。
渡辺さんが企業サイトに持たせている役割(ゴール)は、「生活者が車を買う過程の中に、自社の企業サイトを通過させ、購買に影響を与える」こと。これは、もうずっとブレる事無く、今までも毎回お話しされています。
そして、そのゴールに近づいていることを測る中間指標(KPI)として、①訪問者数、②閲覧ページ数、③メルマガ登録数を設け、2010年の目標値を掲げて、毎年、その年の達成度を評価し、生活者の声に耳を傾け(アクセス分析やリサーチはもちろん、グループインタビューも頻繁にやるそうです!)、戦術を修正しています。
これらのことを、渡辺さんがひとつひとつデータを示しながら、ロジカルに説明されるのをお聞きして、今後、企業が競争を勝ち抜くために、渡辺さんのような「ウェブマスター」の存在がとても重要になると確信しました。
実は、渡辺さんは、本田技研工業のサイトのウェブマスターをもう13年もやっていらっしゃいます。ですから、示されるグラフも過去10年近いデータが可視化されており、「変化していること」と「変化していないこと」が一目でわかるようになっています。
そうすると、「本質的部分」が見えてきて、メディアの報道や業界の雰囲気などに踊らされることなく、試行錯誤を糧にしながら、中期的視野に立脚した正確な施策を次々に打ち、ゴールにどんどん近づいていけるわけです。
(例えば、「2005年からPCからのアクセスはほとんど増えていない」、「2005年からモバイルは伸びてきており、まだまだ伸びる余地がある」、「ブロードバンド環境になっても、顧客が必要としている最低限の情報を8秒で伝えないといけない」など)
モバイルであろうと、PCであろうと、「戦略的な常設サイトを作る」ということは、「戦略思考のウェブマスターを配置する」ということとセットであり、彼はブランドマネージャーやキャンペーンマネージャーの良き協力者として、様々なアドバイスをする。
当たり前のことですが、あらためてそう思うとともに、D2Cはそんなウェブマスターをしっかりとサポートしていくことを、これまで通り、続けていきたいと思います。
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