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2007年12月15日 (土)

オピニオン5/偶然の一致が意味するもの/2004.01

 「D&DNews」創刊1周年の2004年1月号に掲載された「銀座から」(現「オピニオン」)です。

 この原稿を書いてから、まもなく4年が経つわけですが、ここで登場する意見に賛同してくださる「仲間」がたくさん増えました。そして、あらゆる業界で、また、あらゆる局面でマーケティング手法にモバイルを加える動きが、当たり前になってきました。

文中に出てくる博報堂の「ライブマーケティング」「スクリプト・デザイン」も、昨年「エンゲージメント・リング」へと発展していますね。

 この4年の間に、時代は確実に進んでいることを、そして、D2Cに対する期待もますます大きくなっていることを実感させられます。

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Photo 「偶然の一致が意味するもの」

本号をもって創刊1周年を迎えることができた。

お読みいただいている皆様に感謝するとともに、ゼロから立ち上げ、年4回発行を遅延無くやり遂げた編集部の情熱と努力に敬意を表したい。2年目の今年も、世界唯一のモバイルマーケティング業界紙として、質の高い情報を皆様にお送りしたい。

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 1年前の創刊号本欄で、21世紀にふさわしいマーケティングの必要性を訴えた。IT普及によってメディア論が、根本から見直されていることは周知の事実。とすると、そのメディアが重要な役割を演ずるマーケティングが、IT普及以前の1990年頃に確立された統合マーケティング論のままでよいわけがないからだ。

その後、昨年6月の弊社3周年セミナー、12月の第二回モバイルアドフォーラム(MAF2004)と、徐々にではあるが、私たちが考える新しい統合マーケティングの姿を発表してきた。(詳細は右の記事をご覧ください)

 実は、よく似た考え方が他でも発表されている。博報堂の「スクリプト・デザイン」だ。私は、東洋経済新報社の「ライブマーケティング」という本で、最近知った。

どちらが早かったか?彼らの本が出版されたのは7月。となると、企画がスタートしたのは半年以上前のはずだ。一方、私たちは2002年11月の第一回モバイルアドフォーラム(MAF2002)で、既存マーケティング手法にモバイルを加えて、マーケティング・ゴールまでの導線(動線)を確立することを訴えた。ほぼ同時期だ。

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 どちらが優れているか?これも本質的でない質問だ。大切なことは、生活者がIT時代に対応していく中、マーケティング手法やマーケター自身も対応を迫られているという事実だ。多くの人たちが現在のマーケティングに限界を感じ、懸命に模索をしているのである。

そんな中、別々の場所から、よく似た考え方が出てくるということは、このアプローチ角度が「正解」の方向を向いているのかも知れない。

私たちは、今までと同様に、実践的アプローチでチャレンジを積み重ね、得た知見を皆様と積極的に共有していきたい。そして、ご提供する戦術や手法が多くのマーケターに有用と認められ、活用されることによって、マーケティング界の発展、そして産業社会の発展に貢献をしていきたい。

2004年の始まりに、そんな初夢を見ている。

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