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2007年12月28日 (金)

オピニオン25/携帯のあるところに顧客あり/2007.6

 本日は、D2Cにとって、2007年の最終営業日です。

皆様、たいへんお世話になりました。

 2008年の営業開始は、1月7日(月)。例年同様、「全体会議」からスタートです。

それまで、ブログの更新もお休みさせていただきます。

 それでは、2007年6月の「オピニオン」をご紹介します。

ここで書いたとおり、「モバイル広告急成長元年」になりました。

皆様、よいお年をお過ごし下さいませ。

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20071229131245_00003 「携帯のあるところに顧客あり」

●注目されるモバイル広告

「モバイル広告費は今後5年で3.3倍に成長」。

4月16日に発表された電通総研のネット広告市場予測を扱う新聞記事の見出しである。より市場の大きいPCネット広告や、成長著しい検索連動型広告ではなく、モバイル広告の拡大を強調した。

昨年末から、このようなモバイル広告の成長性に着目した報道が増えている。

●通用しないマーケティング

背景には、企業活動を取り巻く環境の急速な変化により、これまでのマーケティング手法が通用しないケースが増えてきた点がある。

具体的には、従来のマーケティング手法が、経営側の効率化要求に応えられない。流通の選別スピードについていけていない。顧客の声によるブランドの二極化に関与できない等だ。今でのやり方を繰り返しても、じり貧になるだけである。

●基本に戻ろう

対応策は、業種業態によって異なる。共通する対策があるとしたら、「今こそ顧客をよく見る」ことに尽きると思う。

基本的だが、マーケティングの教科書に出てくる「4P」視点ではなく、「4C」視点で取り組むということだ。

言うまでもなく4Pは、ミシガン州立大のマッカーシー教授が1961年に提唱したもので、企業が新製品を作れば売れた時代の「売り手発想」によるマーケティング戦略。一方の4Cは、30年後の1993年にノースカロライナ大のローターボーン教授によって、「顧客発想」に転換された戦略だ。

それから14年、インターネットが企業内から生活者にまで普及し、様々な判断の主権が買い手側に移った今こそ、予算を製品に割り当て前例に則って媒体に配分する4P発想から、予算をターゲット顧客に割り当て彼らが接触する機会(ポイント)に合わせて最適な方法論を選択する4C発想に、いよいよ変化していく必要がある。

●顧客はここにいる

では、顧客はどこにいるのか?その顧客をなかなか捕まえられないから、馴れ親しんだ4P発想に頼ってしまうのではないか?

周囲を見渡してほしい。この日本では、あらゆる顧客が携帯電話の30cm以内にいる。その携帯電話は、いつでもマーケティングアプローチができるよう常に電源が入り、無線回線でつながっている。しかも持ち主である顧客は、頻繁に画面に視線を落とす。

今後、既存のマーケティング手法は、モバイルを加え「顧客発想」に改良されていく。そして、モバイルを軸にした新しいマーケティング戦略が主流になっていく。冒頭の成長予測や報道の注目は、こうした流れを映したものなのだ。

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