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2007年12月26日 (水)

オピニオン23/注目すべきモバイルによる口コミ/2007.02

 いよいよ年末が押し迫ってきました。

D2C発行の「D&DNews」に掲載された過去の「オピニオン」の紹介も、ラストスパート!いよいよ2007年に突入です。

 一つ前の記事(「ゲリラ広告事例集」)でも触れた、モバイルの口コミについて、直前に行われた宮崎県知事選を絡めて書いています。

 実は、このコラムに宣伝会議様が共感してくださり、雑誌「宣伝会議」3月1日発売号で、「無党派層を捉えれば、市場シェアが動く!~“政局”から読む、マーケティング動向~」という特集が組まれました。(詳細はこちら

 そんな経緯で、私も取材していただき、この号の34ページにコメントが掲載されています。

もし、お手元にバックナンバーがございましたら、ぜひご覧下さい。

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20071229131245_00003_3 「注目すべきモバイルによる口コミ」

●モバイルが影響?

 1月21日に投開票された宮崎県知事選。無所属のタレント候補者の当選に、実はモバイルが貢献していたかもしれない。

●メッセージFで呼びかけ

 宮崎県選挙管理委員会は、投票日直前の19日に、代表的モバイル広告「メッセージF(フリー)」を活用し、20代の県民約1万2千人に投票もしくは期日前投票するよう呼びかけた。

目的は若者の投票率アップで、国政選挙では衆院選、市長選では横浜市が過去実施している。

宮崎での結果は、投票数が前回から5万増え、若年層や無党派層を取り込んだ新知事が次点に7万の大差をつけて勝利した(投票総数60万)。

●モバイルの口コミパワー

 1万2千人への配信で貢献とは言い過ぎと思うかもしれない。

 しかし、昨年あるキャンペーンで調査したところ、モバイル広告でキャンペーンを知った四人に一人が、仲間四人にメールや直接画面を使って、翌日までに伝えていることがわかった。

すなわち、キャンペーンの存在をモバイルで100人に伝えると、彼らが仲間100人に伝えてくれることで、媒体費の効率が2倍に高まったのだ。

もちろん、口コミは中味が肝心。思わず人に教えたくなるかが鍵だ。

その点、今回の選挙は話題性も十分。モバイルの画面を見ながら、仲間を誘って投票に行った姿が想像できる。配信数以上の影響を与えた可能性が高い。

 ある対談で、マーケティングの大家である早大亀井教授が私におっしゃった。「百聞は一見に如かず、と言います。モバイルは、画像を伝達できる分、従来の口コミよりも力強いメディアでしょう。」

●時代はモバイルへ

 最近、マスコミがモバイル活用の重要性を積極的にうたっている。

年末には、家庭からPCでネットアクセスする人の若者離れが進み、20代全体で見ると4割を切った(ネットレイティングス調べ)と伝えた。

年明けには、新OS登場の記事で、減少が続くPC販売台数(BCN調べ)を伝えた。どちらも背景には「ネットはケータイで十分」という若者が増えたと解説し、「ネット市場の成長の主軸はパソコンから携帯電話に移った」という野村総合研究所の見解を大きく取り上げた。

将来、先の県知事選が政界の変わり目と位置づけられるかは、まだわからない。しかし、将来、モバイルが広告マーケティングの変わり目の象徴と位置づけられることは、間違いないだろう。

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