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2007年12月22日 (土)

オピニオン20/IMC(統合マーケティングコミュニケーション)を高速化せよ/2006.08

 今日ご紹介する「オピニオン」は、マーケティングコミュニケーションが、モバイルを活用する必然性を説明しているものです。

私が講演する際も、特に強調するポイントの一つです。

 IMCを提唱し、専門の学科まであるノースウェスタン大メディル校の方から、「当校が出しているジャーナ("Jpurnal of Integrated Marketing Communications")ルにポストしてみないか?」とお誘いを受けたので、今日ご紹介するオピニオンの内容で投稿したところ、審査を通り、最新号に載せてもらいました。

ご興味のある方は、こちらをご覧下さい。

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20071229131245_00003_5 「IMCを高速化せよ」

    ●マーケティングが高速に

ITが浸透した現在、競争に勝つには、より高速なマーケティングが必要だ。

まず、流通・販売。IT武装したCVSでは、週の売上でふるいにかけられ、新製品であってもすぐ退場になる。

次に、ITで直結された開発・製造。画期的新商品が支持を得ても、半年内に競合商品が登場する(自動車でも1年半ほどで!)。

10年前の時間感覚では、競争に勝ち抜けない。

     「垂直立ち上げ」で対応

最近、「垂直立ち上げ」なる製販一体のマーケティング手法が見られる。予告広告で盛り上げ、フル生産で作った豊富な玉数と大規模な店頭POPで、発売日の流通フェイスを最大限押さえ、一気にシェアを獲得する手法だ。

とはいえ、存在感のある規模の広告を発売前後に実施し続けるとなると、超大型商品に限られる。

あらゆる商品で実施でき、流通やR&Dのスピードに負けないマーケティング・コミュニケーション法が必要だ。

     モバイルの高速性に注目

そこで、モバイルのコミュニケーション速度に注目したい。

まず、プッシュ広告。生活者は、受信メールを到着1時間以内に開封してくれる。モバイルは持ち歩くので、居場所で情報への接触が遅れることがない。

次に、クロスメディア。生活者が各所で接触する新発売広告や店頭販促。そこで生まれた関心・興味を手元のモバイルへスピーディに取り込む。情報氾濫時代は消えやすい記憶よりも、確実に記録させることが消費につながる。モバイルは、最も身近な記録媒体なのだ。

最後に、バイラル。モバイルに記録された情報が、職場・学校・家庭で、その日に周囲へ回覧され、離れた友達にはメールで伝わる。印刷も録画も必要ない。画面も音も良くなったモバイル自体が伝達媒体となって、会話のネタを提供する。

モバイルは、生活者の24時間30cm以内に存在する世界初のマスメディア。話題性が高い情報なら、発信から数日で全国に広げていく力がある。モバイルインフラが整った日本で、この力を活用しないと、もったいない。

     モバイルでIMCを高速化

既存のマーケティング・コミュニケーションでは、流通やR&Dのスピードに追いつけない。だから、従来の統合マーケティング(IMC)にモバイルを加え、「高速IMC」に進化させる必要がある。

 9月、IMCの提唱者シュルツ博士が設立したノースウェスタン大学IMC学科から、学科長以下40名が来社される。

IMCの将来像を探る、楽しいディスカッションになりそうだ。

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